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What's new on HOLISTIC?


True rehabilitation, habilitation, is holistic approach oriented by #Functionics based on ICF by WHO. 真のリハビリテーション、ハビリテーション(療育)は、国際生活機能分類に基づき、機能学 #Functionics に方向付けられる全人的アプローチである。

選択したカテゴリーの記事一覧
以下のように、Amazon.JP にレビューしています、ご参考までに。

Adult Hemiplegia Evaluation and Treatment: Evaluation and Treatment, 3e

Adult Hemiplegia: Evaluation and Treatment 2nd Ed.
Adult Hemiplegia Evaluation and Treatment

原著を読めば、より精細なニュアンスも手にできるし、日本語訳も理解できる。

神経生理学的裏付けの部分のみ Karel 氏の補助があるようだが、Berti Bobat 女史自身の経験を総括する優れたできばえである。すべての学生、臨床家が読むべきだが、机上の教師の理解を超えているかも知れない。

脳からの機能障害には神経生理学を適用すると言っても、科学的実践には幾つもの挑戦や、試行錯誤が必要だったであろう。2版の頃から愛読してきている。

脳 の病気や障害は直らない、手のつけようもないという戦前の"常識"に対して、やっと戦後、先輩たちは神経学に基づきながら挑戦してきた。神経生理学的アプ ローチという言い方でひとくくりされるが、PNF、ルード、ブルンストローム、エアーズ... 様々な先駆者療法士達は、お互いの文献、経験によって影響受け、それぞれ発展させてきているし、明らかに Bobath 自身その変遷、発展を記録している。

残 念ながら背景となった生理学は、シェリントン マグヌス はじめ脳の破壊実験の除脳固縮に代表されるし、正常機能ではなく異常性を "抑制する" 脳機能に主眼が置かれ、手技的には極めて豊富に、様々に展開させながら、理論的には、正常生活機能の "促通" の面はあまり強調されていない。

例えば、
本人が自主的に反応するまで 「待つ」大切さ、
least supportive 最も少なく介助し
more active, creative 本人が能動的に、創造的になるように

するのは、手技の、介助の基本でもある。また、

Tapping 手技について
介助する手を「 irregular に離す」ことで、temporal, spacial summation 時間的、空間的荷重を計る事が強調されているが、丹田 (下部腹筋) はじめ最大筋収縮を得るのに、現在も応用されるものである。

閑話休題。
Paul D Andrew 氏は、Bobath NDT を希望されず、研究者として給与を度外視して中立を保たれた。小児の臨床にも携わって、車椅子の バックレスト に堅めの板をすべて挿入したと、笑顔で話しておられた。機能環境調整に、Biomechanics の視点から考えておられたのであろうが、現在でも ICF に基づき、主流の理論である。

氏の代理として、日本人間工学学会 Japan Ergonomics Society に出席できたが、ちょうど「手の分科会」が結成される時で、聞きかじりの regard, approach, reach, grasp, manipulate の話をし、療法士群にいたく期待され手紙をいただいた。

研究では、表面筋電とビデ オの同期を、遅れた器機で Paul 氏手作りの器機使って手探りで行い、Bobath 記念病院リハ部初代研究部長も務めた。腹筋の筋電を取るのに、心電図の R 波のアーチファクトを押さえるためにベクトルの直角に電極を置いたが、基礎研究に終わった。

後年、運動前野など前頭葉の脳機能の ヒューマンな研究で知られる 久保田競氏に指導や投稿を仰いでいる事は、Bobath 研究会にとって、なんと幸いな事だろう!!

【 Discussion 】
Why and How Human Gait is Energy Efficient?
人間の歩行はエネルギー効率がよいと言われている。なぜ? そして、どのように?

( ヒント )
最も重要な機関は?
構築的に最も弱点は? 二カ所
なぜ弱点となったのか? 治療法は? 予防法は?

文化的に 中国の長征を例に考えさせる
進化 (phylogenetics ) の上から
発生 (ontogenetics ) の上から
運動発達 developmental kinesiology のみでなく知的発達、言語も考慮すること、もちろん
運動、動作分析的に
PT の評価は Biomechanics に終始しがちだが、それは人間機械論とほぼ同義であろう ( ^ o _ )

機械としても
1. 直立歩行
2. 言葉を話し、コミュニケーションを取り合い、(鳥のように)歌える
3. 道具を使い、道具を作り、手指を中心に操作する、楽器を扱うのが最も芸術的
つまり、人間の三大機能は、PT、OT、ST、そして Music Therapistや Art Therapist にも関連すると思われる。

コミュニケーションを取り、食べる事、歌う事が、子供や先輩市民にも必須であるという意味では、ST & MT が最も大切と信じている。Literacy education 識字教育、Computer Literacy もちろん。

参考:
片麻痺の評価と治療

脳性麻痺の類型別運動発達
Motor Development in the Different Types of Cerebral Palsy (Clinics in Development Medicine)
A Neurophysiological Basis for the Treatment of Cerebral Palsy (Clinics in Developmental Medicine (Mac Keith Press))
Neurological Rehabilitation: Optimizing motor performance, 2e
Physiotherapy in Paediatrics 小児科の理学療法
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Ton und Wort

"音楽と文学"、そして真の芸術行為

  レビュー対象商品: フルトヴェングラー 音と言葉 (単行本)
音と言葉 Ton und Wort と言う原題は(一論文のタイトルでもあるが)さしずめ"音楽と文学"と言う意味で付けられたものであろうか。作曲家、指揮者、そして知性の人のこの論文集は、唯一生前に出版されたもので、主要な32の論文と講演からなっている。

ただの音楽の解釈学でも、演奏法でも、音楽評論でもない巨匠の(文明史論的)論考は、決して音楽から離れる訳ではないが、それ以上の何物かを読者 に考えさせる。アルトゥール・シュナーベルなどの無調音楽作曲家や、新即物主義と言われる芸術運動に鋭く文明の危機を感じ取っていたのであろう。演奏者と しても凡庸な他の指揮者に対して、心の中で批判的に危機を感じ取りながら、有機的、創造的演奏法を目指し実現させてきた。

ベートーベンの音楽について(1918年) 冒頭の論文
"私はここで、かの高名な音楽家、私たちすべてが熟知していると信じ、すでに人間文化の遺産としてゆるぎなき地位を獲得している音楽家について語ろうとしているのでは"ない"。
音楽行為(ムジツィーレン)について、有機的、創造的なそれを目指し、また深く文化的危機に逆らいながら論考しているので、最初から既成概念への否定で出発する。彼の信ずる真の芸術、音楽を語るために、これら断定的否定はよく顔を覗かせる...

ベートーベンと私たち
---「第五シンフォニー」第一楽章に付いての省察(1951年)
第五交響曲は彼の最も得意なレパートリーであり、数々の感動的録音が残されているが、例のリズム動機、リズムテーマの意味するものや演奏法に至る まで、楽譜に基づき事細かに省察している。標題音楽と異なり、絶対音楽には文学的手がかりが何もない状態、しかし、作曲家の意図を楽譜のみから、手稿にも あたって導きだし、(他の指揮者の、フルトヴェングラーは楽譜に基づいていないと言う)批判に答えているようにも見られる...
ベートーヴェン:交響曲第5番

この大部の論文集を締めくくるにあたって、"偉大さはすべて単純である" (1954年)で終わっている。彼自身の経験に基づいて、現代の芸術状況をあくまでも危機的ととらえ、鋭く警鐘を鳴らしている。

参考: 
フェルトヴェングラーの手記
フルトヴェングラー 音楽ノート
ヴィルヘルムフルトヴェングラー 権力と栄光
巻末に全ディスコグラフィー

shumann

音楽と音楽家 (岩波文庫 青 502-1)

ヨーロッパには、ピタゴラス学派を初めとして音楽を言葉で表現する長い伝統がある。また、さまざまな形式や、舞曲の類も発達させてきた。この書は、ロマン派作曲家シューマンが、音楽ジャーナル「音楽新報」に発表したものから邦訳されたものである。


最初ピアニストのシューマンが、薬指の機械練習で酷使しいためてしまい、作曲に専念する事になったのは有名である。また、いいなづけクララ ヴィークとの結婚を父親に反対され、まず法律家になるまで勉強したのも有名であるが、それほどの知性の人であった。

音楽新報は、シューマンが始めたジャーナルで、ロマン的評論で先輩そして後輩を紹介し、広く周知させている。ロマン派と呼ばれる作曲家の中で、彼の作品はことさらロマン的である。音楽評論では、ベートーベン崇拝の伝統を打ち立て、シューベルトの天国的な浄福の世界を再発見し、ショパンの天才をたたえ、ベルリオーズをドイツ楽壇に紹介し、メンデルスゾーンの清新な新古典主義の評価の基準を与え、「愛の音楽家」としてのリストの本質を掘り当てるなどしている。ロマンティックな美文調であるが、ヨーロッパの長い伝統に根ざした本格的なロマン的音楽評論となっている。

音楽する人は、音楽とは関係ない分野での活動、いわば人生すべてが大切である。この書は、音楽学生や、クラシック音楽を愛聴する人の必読書であると言える。

参考:
シューマン:交響曲第4番
フルトヴェングラー 音と言葉
音と言葉 (新潮文庫)
脳性麻痺の類型別運動発達


小児科療育の古典的名著

Motor Development in the Different Types of Cerebral Palsy (Clinics in Development Medicine)

上記の翻訳書は、大阪の紀伊克昌先生たち専門チームでなされ、信頼できるものとなった。

Habilitation の英語すら今でも一般的ではないが、"療育"の訳語は、はるか以前に日本語として定着した。小児に携わる人たちは母や家族始め皆、非常に熱心である。脳性 麻痺の分類は古い時代のもので新たな時代の病因を反映してはいないが、古典的な分類と言える。

Berta Bobat 始めロンドンのチームがこの書を書いていた時、学齢期など問題の出る時期から時代を遡って記述した。それを初期から記述し直したものがこれであるので、その点を良く心得て読む必要がある。小児に携わるすべての人の古典的名著。

参考:
Physiotherapy in Paediatrics by Roberta Shephard 小児科の理学療法

片麻痺の評価と治療


神経学リハビリテーションの古典的名著 (第3版) 邦訳 Adult Hemiplegia Evaluation and Treatment by Berta Bobath

上記第3版の翻訳書は、大阪の紀伊克昌先生始め専門のチームでなされていて信頼できる。

神経生理学的裏付けの部分のみ Karel 氏の補助があるようだが、Berti Bobat 女史自身の経験を総括する優れたできばえである。すべての学生、臨床家が読むべきだが、机上の教師の理解を超えているかも知れない。

脳からの機能障害には神経生理学を適用すると言っても、科学的実践には幾つもの挑戦や、試行錯誤が必要だったであろう。2版の頃から愛読してきたが、古典的名著が臨床家の手によって翻訳され、喜びに堪えない。

脱病院化社会―医療の限界 (晶文社クラシックス)

limits-to-medicine.jpg

Limits to Medicine: Medical Nemenis, the Expropriation of Health

上記の翻訳書であるが、内容自体よりも文章がある時皮肉だったり、非常に難解である。1978 年、リハビリテーション学院の PT, OT 学生たちに原著を分担訳させた英語の教師には頭が上がらない。良書をご紹介下さった。

Limits To Medicine は、"医療化に歯止めかけよ"と言う意図であるし、"医療の限界"の訳語は適切ではない。それを差し引いてもよくこなれた翻訳であり、"脱病院化社会"のタイトルは良い。

医療が発達すれば、ある程度までは効用ありとしても、限度を過ぎれば限界効用は下がっていく。医原病がよい例であるが、著者の意図は、医療全体を 医原病的ととらえる。"痛みの効用"まで主張するから、現代医学のあらゆる側面に著者の刃は向かう。消費者すべて含み、むろん為政者が賢くなるようにと、 皮肉たっぷりに告発していく。

医療従事者すべてが読むべき本であると共に、社会人も、また為政者も読むべきものと Obama 大統領には Amazon.COM から贈呈申し上げた。

参考:
以下の自著のアイデアを、医療に適用してもいる。
脱学校の社会 (1977年) (現代社会科学叢書)
脱学校の社会 (現代社会科学叢書)

Neurological Rehabilitation: Optimizing motor performance

neurological-rehabilitation.jpg

Janet Carr と Roberta Schephard の "神経学リハビリテーション" の古典的名著は、20世紀のかなり以前に書かれ、Neuro-Reha 用語法も彼等が先鞭を付けたものであり、リハ関係者は、英文に挑戦すべきであろう。

脳の病気や障害は直らない、手のつけようもないという当時の"常識"に対して、やっと戦後、先輩たちは神経学に基づきながら挑戦してきたし、現在 もし続けている。新しい知見や、実験の成果も取り入れて、第一章は "脳の可塑性" - 脳障害も挑戦しうると言う、現在では新しい常識となった原則を、事細かに跡づけ、総論や方法論を展開している。

第一章の参考文献のみでも膨大、しかも的確なものである。いかに日本人が英語苦手とはいえ、この書には目を背けてならないし、足を向けて寝てもならない。新装丁になったところで、まず手にされたらどうだろうか。


[08/03 holistic]
[08/03 holistic]
HN:
holistic
年齢:
66
性別:
男性
誕生日:
1951/07/10
職業:
理学療法士、Physical Therapist
趣味:
音楽、作曲
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